プラスチックから有害物質?

プラスチック BPA
私たちの生活はプラスチックだらけ

 

ペットボトル、プラ容器、

ラップフィルム、

食品トレー、

プラスチック食器……。

 

私たちの食生活には

プラスチックがあふれています。

 

最近では、プラスチックストローを

紙製などに変えたり

ホテルでも客室にペットボトルを置くのを

やめたりするなど

プラスチックの使用を減らす動きが

広がっていますね。

 

自然環境を守るため、という

理由はもちろんありますが、

 

プラスチックの原料には

有害化学物質BPA

(ビスフェノールA)

含まれていて、

中身に溶け出してしまうことを

ご存知ですか?

 

これまで各国で行われた試験では

ホルモンや神経異常、

乳腺・前立腺などへの影響

確認されており

特に妊娠中の女性

乳幼児が影響を受けやすいとのこと。

 

フランスでは2015年から

食品に直接触れるものへのBPAが

禁止されています

 

ちなみに

プラスチックだけではなく

缶の内側のコーティングにも

使われているため

トマト缶などにも

BPAが溶け出している

言われています。

 

BPAフリーの食器や

プラスチック製品も出てきていますが、

確実に安全だとは言いきれないようです。

 

BPAを完全にとりのぞくのは

難しいかもしれませんが、

家庭でも簡単にできる

BPAフリーのテクニックを

ご紹介します。

 

  • 子供食器は木製か陶器に変える

 乳幼児が特に影響を受けやすいということなので、

 まっさきに検討したいのがこれ。

 陶器やガラス、木製のものを使うと安心です。

 

  • プラスチック製哺乳瓶は使わない

 使い捨て哺乳瓶はたいていプラスチック製。

 BPAは加熱で溶け出しやすいので、

 哺乳瓶はとても危険です。

 面倒でもガラス製のものを使いましょう。

 

  • 保存容器はBPAフリーのものに

 ジップロックはBPAフリー。

 また、心配ならあたため直しは

 皿に移し替えて行うのが無難です。

 

  • プラ容器を電子レンジであたためない

 保存容器以外にも、市販のお弁当や

 コンビニで売られている食品、お惣菜に

 プラ容器はとてもよく使われています。

 あたためるときはお皿に移し替えて。

 ラップも使わないほうがいいでしょう。

 

  • ペットボトルは繰り返し使わない

 ペットボトルを完全に排除するのは

 とても大変ですよね。

 でも何度も使うとBPAが溶け出す危険があるため

 使い回しはなるべく避けて。

 

 

ご家庭でやれることから、

やれる範囲でBPAフリーに

取り組んでみてはいかがでしょうか?

 

 

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